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Q&A

 

このページでは過去から現在まで当工房にメールで寄せられたお問い合わせ、地元のタウンページからお電話いただいた御客様のお問い合わせ等から比較的多かった御質問についてQ&A方式で御紹介させていただきます。

 当工房にお問い合わせの際の御参考に是非御一読ください。

 

(質問文章は内容が変わらない程度に、当工房で編集しております。予め御了承くださいませ)

 

刃引き加工について

 

 Q  

 今般、小生の生家整理の折に先祖の持っていたと思われる脇差が出てきました。

 警察に届け出をして先日、銃刀法の登録証も教育委員会から交付されましたがかなり錆てもおりますので研磨に出すことを考えていたところ貴工房のサイトに辿り着きました。

 そこでお尋ねしたいのですが、当方は全くの素人故、もちろん居合などに使うわけでもなく綺麗に研いでいただいた上で保管したいだけなので、安全の為にも切れないように刃引きをしていただきたいのですが、刃引きの料金はおいくらになるでしょうか?また刃引き加工自体行っておりますか?   (60代 男性)

 

 A  

 ご質問ありがとうございます。

 時々ですが同様の御質問、御要望をいただくことがございますので御回答させていただきます。

 まず、当工房では特殊なケースを除き、研磨御依頼いただいた御刀に関しては本来その御刀が持ち合わせている刃味、すなわち切味も最大限発揮し得る程度にまで非常に鋭利に研ぎ上げます。

 何故なら、日本刀とはそもそもが鋭い切れ味を有する武器であり、その鋭利さあってこその日本刀だからです。

 また古の刀匠はその切味の為に様々な鍛錬法を試行錯誤し長い年月をかけて完成させてきました。 

 日本刀の美術品としての美しさはその結果として生み出されたものであり強靭で鋭い切れ味を抜きに日本刀の研磨はあり得ないというのが当工房の考えです。

 ですので刃引き加工自体、その御刀の価値を著しく減じる加工でありますので当工房では行っておりません

 悪しからず御理解、御了承頂きますようお願い申し上げます。

 

 なお上記にあります”特殊ケース”ですが、御刀の中には研磨しながら刃が付いた途端にポロポロと刃毀れを生じるものがあります。様々な要因でそう言う状態になっているのですがこのような場合は当方から御客様にお話しして御理解をいただいた上でやむを得ず刃引き加工をさせていただくことはあります。

 

 話は戻りますが、御刀は子々孫々の世代まで受け継かれて行くものでございます。

 正しい安全なお手入れ法と言うのは決して難しいものではないので是非マスターされて、本来の鋭利で且つ美しい日本刀のお手入れ法もお子様、お孫様にお伝えいただければと思います。

 

                           

 

研ぎ減りによる添え樋の料金

 

 Q  

 現在研ぎに出すことを検討している平造りの短刀があります。

 非常に古い時代の物で研ぎ減りの為に添え樋が消えかかっていたり、中央で途切れたりしております。

 添え樋については料金がかかるのは承知しておりますが、このように途切れたり消えかかってしまって本来の添え樋の形状を失っているような場合も料金がかかりますか?御回答よろしくお願いいたします。   (30代 男性)

 

 

 A  

 ご質問ありがとうございます。

 製作当初は完全であった添え樋も数百年の間には複数回研磨されたことで消えてしまったり途切れ途切れになってしまったりという事は当然ありますし実際にそういう御刀を拝見することも度々あります。

 研ぎ減りで消えてしまったり途切れてしまった添え樋に関してはそれ自体がその御刀の経てきた歴史でもありますので疵などとは異なり否定的な要素にはならないと当工房では考えております。

 

 このような途切れてしまった添え樋の研磨料金についてですが基本的にはケースバイケースですのでまずは御品を拝見させていただければと思います。どうぞよろしくお願いいたします。

 

保存刀剣等、鑑定審査を前提にした御依頼について 

 

   

 今回、研磨をお願いしたい刀は鑑定書や認定書は付いていないのですが、貴工房に研磨していただき、完全な状態で審査に出したいと考えております。

 しかし、研磨はもちろんですが審査に出すにもそれなり費用はかさみますので貴工房で研磨していただい段階で審査に出せる品物か否かの助言、アドバイスをいただけたらと思うのですがお願いできますか?

 よろしくお願いいたします。                           (60代 男性)

 

   

 お問い合わせありがとうございます。

 御愛蔵の刀剣を完全な状態にして審査を受け御自身の手で保存刀剣などの鑑定書を受領するのは愛刀家の楽しみの一つだと思われますし、その御刀に対する愛情の表れだと思われます。

 ですので当工房といたしましても研磨と言う形で御客様にご協力をさせて頂きたいと考えております。

 ただし、ここで申し上げられるのはあくまでも審査に関してはお客様の御意志で行われるものでありますので審査結果に関しましてはお客様の責任にて処理いただきますようお願いいたしますこと、また当工房では一切の責任は負いかねますこと御理解御承諾のほどお願いいたします。

 

 昨今、特に研磨後に審査に出す旨をおっしゃるお客様が多くなり、当工房も合格すること祈念し、励みにさせて頂いております。

 また審査のみならずどこに出しても恥ずかしくない絶対的な研磨状態でお客様にお納めすることを信条としておりますのでどうぞご安心の上、当工房にお任せくださりますようお願いさせていただく次第です。

 どうぞよろしくお願いいたします。

 

新調拵え入り御刀の白鞘の必要性について

 

 Q  

 長年居合で使用してきた愛刀をこれからは観賞用にと思い立ち、研磨の前にまず拵えを刀剣商を通じて新調しました。

 そして今回、貴工房に研磨を御相談したところ、古研ぎながらも整形などの必要はないという事で一般研磨(寸5000円)となりました。

 しかし同時に白鞘の新調も勧められたのですが私としては拵えも新調したばかりですからこの拵えに納めて保存したいと考えております。(居合を長年やってきたこともあって、刀身と拵えは一体という考えでおります)

 ですので白鞘新調の必要性はないように思うのですが、その点について御確認がた、御教授いただけると幸いです。  (50代 男性)

 

   

 お問い合わせありがとうございます。

 錆身や要整形の状態ではまず研磨をしてから白鞘も新調する必要がありますが、一般研磨でしたらガタが生じるほど減ることは考えられませんから新調された拵えで間に合うだろうし白鞘新調の必要はないように思われるのが一般的だと思います。

 しかしながら、保管する際は必ず刀身に油を塗布しますがこの油が拵えにとってはあまり良くありません。

 なぜかと言いますと、刀身に塗られた油は鞘材に染みこんで行き、やがて鞘下地表面に達すると漆の塗膜を浮かしてしまったりもします。

 よく古い時代鞘で塗り鞘表面に亀裂が入っていたりするのを見たりしますが長年かけて染みこんだ油による影響もその一因と考えられます。

 

 刃物というのは刃先に顕微鏡レベルの微細なギザギザがあるために切れるのですが、油を塗ってしまうとこのギザギザの間に油が入り込み、切れ味が格段に落ちてしまうと言われるからです。

 このように拵えへの影響や実用性、精神性などを考えますと保存に関しては別個に白鞘に納めて保存、拵えは拵えで大切に保管するのが最善の方法だと考え、当工房では研ぎ上がりの刀身の保存の為に白鞘新調をお勧めしております。

 今回のケースの場合は最近拵えを新調したものですから刀身の油を良く拭った上でなら拵えに入れても問題はないと思われますのでお正月や、御自身の記念日などには刀身に拵えと言う”晴れ着”を着せてあげれば宜しいかと思います。

 

薙刀の樋の割り増し料金について

 

 Q  

 私は一振りの薙刀を所有しております。

 現状では刃紋は見えますが全体に薄錆があり、研磨をしなければとずっと思っていたところ日本刀研磨工房のサイトに辿り着きました。

 薙刀の場合は通常の御刀よりも基本料金が高いようですが樋のある薙刀はその樋の分も累積で割増料金になるのでしょうか?

 樋がある場合は樋自体の長さではなく刃渡りによって樋の割増料金がかかるようですが・・・。(30代男性)

 

 

 A 

 当工房では、標準的な薙刀に見られる3寸程度の長さの樋および添え樋は薙刀の一部と考え研磨料金に含めております。

 ですので別個に有樋割増料金をいただくことはありません。

 これは三角槍の太い樋にも同じことが言えます。

 つまり、三角槍の場合も通常は太い樋があるのが標準ですので別個に有樋割増料金は不要です。

 ただし、特殊な樋(食い違い樋等)の場合は割増料金をいただく場合もございます。

 薙刀や槍はその特殊な形状から作業時間もかかりますので基本料金は高く設定させていただいておりますが有樋割増料金がないので是非ご検討の上、当工房にお任せくださいませ。

 

研磨完了後の保管期間について

 

 Q  

 先日から着手していただいているちょうど真っ最中ですが毎日送られてくる研磨報告がとても楽しみでおります。

 さて、そこでちょっと御相談ですが、この分ですとお預り証に記載されている納期よりもかなり早く仕上がりますよね。

 恥ずかしながらもっと期間がかかるものと思っておりましたのでまだ研磨料金のお支払いの準備ができておりません。

 つきましては研磨を少し遅らせていただけますでしょうか?またそれが不可能な場合、研磨完了後に支払い準備が出来るまで保管していただけますでしょうか?

 よろしくお願いいたします。    (20代男性)

 

 

 A  

 早速御回答に入らせていただきます。

 まずお客様のご都合で研磨の遅延の可否についてですが、これは”研磨料金表”ページにも記載しておりますようにお断りさせていただいております。

 当工房では全国から多数の御依頼をいただいており綿密な研磨スケジュールを計画し取り組んでおりますことから、早期納品希望はもちろん、遅延納品希望も一切出来ませんので、御依頼前に御確認いただけますようお願いいたします。

 

 次に研磨完了後の保管についてです。

 当工房ではお申込みいただいた時点でお支払方法等(研磨完了後1週間が支払期限、期限を過ぎた場合は翌日から保管管理料金が発生)をお知らせし、お客様にはご納得いただいた上で正式に研磨御依頼を受諾しております。

 ですので研磨完了後に1週間以内であれば無償で保管いたしますし、1週間を過ぎてからは月額1万円の保管管理料金を研磨料金と一緒にお支払いいただく事で保管は可能です。

 

 当工房では研磨御依頼を受諾した時点で、お預り証を発行し、郵送しております。

 このお預り証には”最長お預かり期限”を記載してあります。

 これは”どんなに長くかかっても○ヶ月あれば研ぎ上がってお手元にお届けできます”という意味ですので、実際の納期よりもかなり余裕をもった期限で記載しています。

 言い換えますと実際の納期はこれよりもかなり早く納品できます。

 

 お客様の御都合もあるかと思いますが当工房といたしましても金銭面ではスムーズに気持ちの良いお取引としたいので出来ましたら正式に研磨契約をする段階で御準備いただけることをお願いさせていただく次第です。

 

御刀の状態と研磨の可否について

 

 Q  

 今般、父が亡くなったのを機に、遺品の整理などをしていた折、錆びた短刀が出てきました。

 我が家は聞くところによると江戸時代からの名主の家だったようで骨董品とともに錆びた短刀も出てきました。

 ただ、素人目にも外装は虫食いもひどく、刀身自体もあまり価値があるとは思えない代物です。

 このような品物でも貴工房にお願いして修復できるものでしょうか?

 もし可能でしたらお願いしたいのですが御回答、よろしくお願い申し上げます。(20代~60代多数)

 

 

 

 A  

 同様の御質問、御依頼メールをたくさんいただいておりますのでここに総括してお答え申し上げます。

 まず基本的に先祖伝来の御品の修理修復をされて、後世に伝えていく御意志、大変すばらしいことだと思います。

   そして当工房としましてもそのようなお客様のお力になれたら本当に嬉しい限りです。

 ただ、当工房はあくまでも美術品として修復可能な御品、つまり美術刀剣の研磨を行っておりますので現状の状態が甚だしく酷くもはや美術刀剣としての研磨が不可能な御品に関しては申し訳ございませんが御引受けできません。

 実際のところ、美術刀剣に該当しない御品(昭和刀、航空隊自決短刀、海外製似非日本刀…等々)も多々ございました。

 以上のことを御考慮、御確認の上、お問い合わせいただきますようお願いさせていただくとともにすべての御問い合わせに関して、当工房では常に真摯に誠意をもって対応させていただく所存ですので

 何卒よろしくお願い申し上げます。

 

御刀送付の際の梱包段ボール箱について

 

 Q  

 今回オークションで初めて脇差を落札し、入手することができました。

 私にとっての記念の一振りでもあり最高の状態で保存していきたいと考え研磨してくれるところをネットで探していたところ貴工房に辿り着きました。

 ぜひお願いしたいと思っておりますが梱包用の段ボールについて質問させてください。

 一般的に刀が入るような長細い段ボール箱はあまりありませんが他の皆様はどのような段ボールで梱包しているのでしょか?   (40代 男性)

 

 

 

 A  

 お問い合わせありがとうございます。

 記念となる初めての脇差の研磨を当工房に御依頼いただけるとのこと、大変光栄なことであり嬉しく思います。

 さて梱包用の段ボールですがちょうど良い大きさや長さの段ボール箱はなかなかないのが実情で、長い御刀の場合、段ボールをガムテープを使って繋ぎ合せたりしてお送りくださるお客様が多いです。

 それ以外ですと合板やベニヤ板などで簡単な木箱を作られてそれに入れて梱包されるお客様もいらっしゃいます。

 小脇差や短刀の場合、製図用の筒、太い塩ビパイプを流用されるのも一つの方法です。

 梱包の注意点ですが輸送中の事故防止の観点からも鞘にしっかり入れプチプチ緩衝材などを巻き、ボール箱の外側からは日本刀とわからないよう厳重な梱包をお願いいたします。

 ”御依頼方法”のページもご参照いただき、ご不明な点はお気軽にお問い合わせくださいませ。

 

研磨御依頼中の御刀との”面会”と見学について

 

 Q  

 いつもお世話になっております。

 また今回も画像付きの研磨報告を送っていただきありがとうございます。

 実は近々そちらのほうに出張で行くことになりました。

 研磨報告でお送りいただく画像を見るにつけ、実物の”我が愛刀”の研磨中の姿を見たいという衝動に駆られました。

 そこで相談ですが、もしご都合が宜しいようでしたら御挨拶がてら研磨中の”我が愛刀”と面会させていただけますでしょうか?

 またもし可能でしたらほんの少しでも目の前で研いでいるところを拝見させていただけますでしょうか?

 甚だ勝手な申し出だとは思いますが何卒ご検討のほどお願い申し上げます。  (関西在住30代男性)

 

 

 A  

 お問い合わせありがとうございます。

 こちらこそいつも御用命くださりありがとうございます。

 さて御出張を機会に当工房に立ち寄って現在研磨中の御刀を御覧なさりたい旨、了解いたしました。

 御依頼くださったお客様ご自身の御刀の研磨中の状態をご確認いただくわけですから、

 予め当方と日程調整のうえでお越しいただく分には全く問題ございません。

 当方といたしましても御依頼いただいたお客様と直接ご挨拶申し上げることができるので嬉しい限りです。

  研磨の実演についてですが申し訳ございませんがこれは出来ませんので御理解ご了承のほどお願い申し上げます。

 

小刀研磨パックの可否と小刀白鞘の材料、寸法指定の可否について

 

 Q  

 手持ちの小柄小刀が20本ほどあり、貴工房のホームページを拝見しながら研磨をお願いしたい気持ちが強くなってまいりました。

 そこで質問させていただきたいことがありますので御回答いただきたく、よろしくお願い申し上げます。

 

 

 

1  手持ちの小刀のほとんどが俗に言う”数打ち”で銘も偽名なのはわかっております。

 しかし私にとってはいずれも大切なコレクションですので、可能ならば”小刀研磨パック”をお願いしたいのですが数打ちでは難しいでしょうか?

 

 2  複数本を同時にお願いするとして、白鞘の寸法、形状を同じに揃えていただけますか?

   また白鞘の朴材も同じ板から製作していただくことは可能でしょうか?      (30代 男性他)

 

 

 A  

 御問い合わせありがとうございます。

 早速ですが御回答に入らせていただきます。

 

 まず、数打ち小刀に共柄木ハバキ付き白鞘の付いた”小刀研磨パック”が可能か否かついてですが、基本的には製作は可能です。

 ただ、一つの目安としまして数打ち小刀の中でも小柄から抜け難くするために意図的にナカゴを曲げてあるものがありますがこういう小刀の場合はそもそもが地刃の出来も芳しくなく、研いでも残念な結果になることが殆どですので”小刀研磨パック”はお勧めしておりません。

 また現在の数打ち小刀の相場から考えて工作代のほうが高くつくことにもなりますから、どうしても研磨を御希望のお客様には研磨のみ(桐箱入り)をお勧めしております。

 

 次に複数本同時に研磨パックを御依頼の場合の白鞘寸法、形状、朴材を揃える件ですが、小刀も一本ごとに寸法が異なりますので厳密に同じ寸法に揃えることは不可能です。

 形状に関しても同様ですが、白鞘製作は当工房内で私一人で製作しますことから大体同じような形状にはなると思います。

 朴材を揃える件ですがこれについても2、3本程度ならば可能かもしれませんが10本単位という場合は基本的にお約束はできませんのでご了承ください。

 

研磨技術修得について

 

 Q  

 いつも貴工房のHPやブログを拝見させていただき研師という職業に憧れております。

 そして出来れば自分も研師として生活できるようになりたいと考えるようになりました。

 そこで質問させていただきたいのですが、研磨の技術はやはり師匠に師事して長年の修行をしなければらないのでしょうか?

 私個人的には既に家族もありますので本格的に住み込みで修行するという事は不可能なのが実情です。

 また近場に研師がいないので通いでも指導を受ける機会がないのでどうしても独学と言う選択肢しかありません。

 何か良いアドバイスをいただけると幸いです。 (30代~60代多数)

 

 A  

 御質問有難うございます。

 同様のご質問やお問い合わせは最近特に増えてきました。

 好きな日本刀で生計を立てられることは私自身、本当に幸せを感じておりますし、研師というのは本当に遣り甲斐のある仕事であると断言できます。

 ただ、御依頼くださる御客様からお金を頂く以上、かなりの責任感やプレッシャーとの戦いも同時に存在しますし、単に楽しんで”趣味が高じて・・・”的な考えは全く通用しないのも確かです。

 ですからやはりきちんと師匠に就いてある程度指導を受けて様々な技法や知識を修得する必要はあります。

 独学という手段も決して不可能ではないと思いますが私の知る限り独学で成功している人が居ませんので師匠の下で修行している人とはかなりのハンデがあるのは否めないと思います。

 

 もし、当工房とお住まいが近いようでしたら一度、当工房の勉強会にいらっしゃいませんか?

 勉強会は修行の場ではないので師匠も講師も居ませんが、研ぎと言うのはどういうものでどういう道具が

 必要かなどなど、研師を目指す人にとっては一つのステップアップの場にもなっています。

 実際、当工房勉強会がきっかけで正式に研ぎの修行に入られた方や既に研師として活躍されている方もいます。

 

 また、私が所属している日刀保では刀職者のために研修会や講習会も開催されますのでそういうものに積極的に参加して交流を持つのも有意義だと思います。

 

 最後になりますが、研師になるという事は個人企業を開業する、つまりは事業を興すようなもので当然ながら資本金も必要です。

 それは砥石や道具の充分な準備だったり実際の作業場となる場所の確保だったりでこれらの事も充分考慮して進められることをお勧めいたします。

 

 

登録証の必要性と申請について

 

 Q   

 全くの素人ですが質問させてください。

 今般、家の改築を行う際の整理で、錆びた日本刀が数本出てきました。

 祖父か曽祖父が持っていたものだと思い、折角ですから錆を除去して綺麗な状態で保管したいと思い、メールしました。

 研磨料金表などに、”登録証”と言う言葉が出てきます。

 読み進めるにつれてどうやら研磨の際に必要な書類だという事はわかりましたが、当方の刀にはそういう書類はないようです。

 登録証がないとやはり研磨はお願いできないでしょうか?

 また、登録証を発行してもらうのはどこに申請すればよいでしょうか?やはり警察でしょうか?

 御回答をお願い致します。    (30代男性)

      

 

 A  

 お問い合わせありがとうございます。

 先祖伝来の家宝とも言うべき日本刀が出てきたわけですから綺麗に研いで保管されるのは大変良いことだと思います。

 さて登録証についてですが、日本刀には猟銃のような所有者本人の所持許可や免許制度はありませんが、御刀(刃渡り15cm以上)一振りごとに都道府県教育委員会発行の登録証が付きます。

 しかし、長い間発見されなかった御刀などは登録証が付いていないことも多いですから、この場合はまず、所轄の警察署の生活安全課に現物を持参して発見届けを申請します。

(善良な市民が正規の手段で申請に来たのですから咎められる事は一切ありません。御安心下さい。)

 発見届けが受理されると指定された日時に教育委員会の登録審査があり、古来の鍛法で製作され美術品になりえるものと判断されれば即日登録証が発行されます。

 ここで注意しなければならないことは、発見届け申請前、つまり警察に届ける以前はどんなに錆びていても勝手に研いだりしてはならないこと、発見されたそのままの状態で警察に持参する事です。

 都道府県によっては発見届け後には窓明け程度の研磨は許されると聞いたことがありますがこれにつきましての詳細は所轄の警察署かお住まいの都道府県教育委員会にお問い合わせ下さい。

 

 無事に登録証が交付されれば、あとは当工房と御客様の間で綿密な打ち合わせをさせていただき、大切な御刀に最善の方法で研磨させていただく事になります。

 

 

拵えのツナギについて

 

 Q  

 初めてお問い合わせさせていただきます。

 私はかねてから日本刀を一振り持ちたいと思っていたところ、縁あって拵え付きの刀を入手することが色々勉強もするうちに現状の古研ぎではなくしっかり研磨をして充分鑑賞に堪える状態で所持したいと思うようになりました。

 そこで貴工房に研磨をお願いしたいのですが、実はこの刀には拵えが二つ付属しています。

 一つは現在の刀身が入っていてしっかりしたものですが、もう一つは拵え自体も粗末な合わせもののようで木の板がツナギとして入っています。

 貴工房のHPを拝見させていただくと、ツナギも見本写真が載っており、折角なら研磨と同時に写真のようなちゃんとしたツナギも新調したいと考えております。

 どちらの拵えもこの刀の拵えですから二つともツナギをお願いしたいと考えておりますが可能でしょうか?

 御回答のほどよろしくお願い致します。    (30代男性)

 

 

 A  

 一振りの刀身に対して複数の拵えが付属しているケースは時々見られることです。

 江戸時代などの刀剣風俗の文献などを読みますと、着物と同じ感覚でTPOに合わせて替え鞘を用意していたり、鍔を付け替えたりしていたようです。

 ですので複数の拵えが同時に現代に伝わってきているということは資料的にも貴重なものだと思います。

 

 そのようなことから、いずれの拵えも確実にその御刀の拵えであるようでしたら複数拵え分のツナギの製作も承ります。

 しかし、他の御刀の拵えを流用しているケースや合わせ物であることが明白な場合はお引き受けできない場合もありますので現物の拵えを刀身と一緒にお送りいただいた上で個別に御相談いただくという形になります。

 

 

格安研磨後の美術研磨について

 

   

 以前、格安研磨のほうでお世話になりました。

 現在もほぼ毎日のように鑑賞しており、購入時には見るに耐えなかった錆身が今や私にとってかけがえのない宝物となりました。

 

 仕事のほうも充実してきたこともあり、この”宝物”にお化粧とでも言いますか、更に良い研ぎをしてあげたいと思うようになって来た次第です。

 

 そこで質問ですが以前に格安研磨をしていただいたものに通常の美術研磨をお願いすることはできるでしょうか?

 また、可能な場合、必要な料金、注意事項なども合わせて教えていただけるとありがたいです。

  何卒よろしくお願い致します。       (40代男性他)

 

 

   

 御質問ありがとうございます。

 また、格安研磨で御依頼いただいた当時のことは良く覚えています。

 

 さて、御回答に入らせていただきます。

 以前に格安研磨で御依頼いただいた御刀を美術刀剣として研ぎなおすことはもちろん可能です。

 この場合、格安研磨でも整形はしてありますので整形研磨料金とはなりませんが、格安研磨の状態をリセットするために中名倉砥まで戻さなくてはなりませんから整形不要の古研ぎの御刀を承る場合と同じ扱いになります。

 つまり、料金は1寸5000円の一般研磨となります。

 なお、鑑賞のみを行われていた場合は問題ありませんが居合で使われたなどで刀身にダメージ(刃毀れ、曲がり、捩れ)がある場合は整形研磨(寸8000円)の適用となりますので御注意いただきますようお願い致します。

 

 こちらの御客様の場合、白鞘は一般白鞘の御用命でしたので白鞘はそのまま使用できると思いますが、御依頼当時に格安研磨用白鞘を御用命された場合は一般白鞘の新調をお勧めいたします。

 

 整形研磨が寸8000円、格安研磨後に一般研磨の場合は寸8500円~寸10000円となり、二回に分けて研ぐ場合は若干割高になりますのでこのへんは充分御熟慮いただき御申し込みいただければ幸いです。

 

 

勉強会参加目的について

 

   

 私は日本刀が好きで日本刀に関する様々な事を勉強したいと思っております。

 日本刀が美術品として価値があるのはやはり研磨という作業が不可欠だと考えるに至り、その工程や道具類、

 技法なども知りたいと思っていたところ、貴工房の研磨勉強会をネットで知りました。

 

 ただ、私自身は研磨を実際に行ったりと言う予定はなくあくまで日本刀を学ぶための一つの視点として研磨という職人技に興味を持っています。

 このような考えですがもし可能でしたら貴工房の月例勉強会に参加させて頂きたいのですがお願いできますか?

 

 

   

 御質問ありがとうございます。

 当工房の勉強会は一応”研磨を通して日本刀を勉強する”ということ行っており、また実際にも研磨主体で毎回開催しているのが実情ですが、日本刀の鑑識を高めるため、刀友との相互連絡や情報交換が目的であります。

 ですので日本刀の鑑識、刀剣学の勉強のために御参加いただけるというのはむしろ大歓迎です。

 

 鑑定や鑑識の一つの方法、手段として研磨という作業があることも御理解いただければ貴方様の日本刀の世界、視野も大いに広がることでしょう。

 是非御参加いただき、一緒に学びましょう! 歓迎いたします。

 

研磨着手後の研磨コース変更について

 

   

 今現在、整形研磨でお願いしており、毎回研磨報告を頂き、仕上りもとても楽しみにしております。

 研磨報告の内容は充分理解させていただいており、疵や欠点が多いことも仕方ないと思っております。

 何分にも錆身でしたし、当方もそれほど日本刀に詳しいわけではありませんので研ぐまでの価値があるかどうかもわからず、お手数をおかけしてしまったのではないかと思っております。

 

 そこで御相談ですが疵や欠点が多いことからこのまま整形研磨の美術研磨で仕上げていただくのも貴工房に対して失礼にも思いますし、もし可能でしたら格安研磨という扱いでお願いできないでしょうか?

 当方といたしましても疵や欠点があり研ぐまでの価値がないようでしたらあまりお金もかけたくないというのが正直な気持ちです。

何卒御検討いただけませんでしょうか・・・。         (30代男性他複数名)

 

 

   

 御回答申し上げます

 まず、地刃不明なほどの錆びた御刀の場合は基本的に整形研磨となります。

 その上で当工房といたしまして御客様の御希望を伺って研磨の御提案をお知らせし、御客様御納得の上で研磨契約とさせていただいております。

 疵の有無などは研磨報告を通してお知らせいたしますが、それによって中途での研磨コースの変更はお断りしております。

 まず、整形研磨と格安研磨では着手の段階から使用する砥石、研磨法も全く異なります。

 御客様ののお考えでは質問文のようなお気持ちになることもあるでしょうし、疵や欠点があるようなら研磨料金的にも格安研磨に変更したくなるのは充分理解できますが着手以降は一切変更は出来ませんので御理解御了承のほどお願いいたします。

 

 なお、当工房では地刃不明な錆身の御刀のために”錆切り予備研磨” もご用意しております。

 また、錆身限定で不定期ながら”フェアー”も開催しており、こちらも料金的には通常の整形研磨よりはお安く設定しておりますので御参照のほどお願い致します。

 ご不明な点はお気軽に御相談いただき、また充分御検討の上で御申し込みいただければ幸いです。

 よろしくお願い致します。

 

 ps 着手後、中途での研磨コースの変更は一切出来ませんので特に錆身の研磨を御検討の際は充分御留意くださいませ。

 

直接持ち込みによる御依頼について

 

   

 現在、研ぎをお願いしたい刀があり、その際には同じ県内(群馬県)でもありますことから直接持参して御相談をしたいと考えております。

 ただ、その場合はインターネット研磨料金表は適用されず、通常の料金が適用されるとのことですが、そのへんについて詳しく教えていただけますか?

 また、直接持参する際の留意事項などがございましたら合わせてお知らせいただけると幸いです。 

   (50代 男性他複数方)

 

   

 群馬県内の御客様に限らず、近県の御客様の中には直接当工房にお持込になり、研磨の御相談をされたい旨の御要望を時々頂いております。

 大切な御刀の研磨ですから、近場ならばそれを手がける研師と直接会って納得いくまで話し合い、最善を尽くしたいと考えるのは極自然な事だと思います。

 

 当工房ではインターネットからの御依頼だけではなく地元の御客様からの御依頼も頂いており、料金的にはこちらが基準料金(寸10000円)となっており、インターネット料金はかなり割引の寸単価とさせていただいております。

 

 

 まず、当工房HPを御覧頂いた遠方の御客様からの場合は、メール連絡が中心となり、

 

 ① 接客による時間的拘束が皆無である事

 ② 御刀を挟んで詳細な点について直接お話が出来ない点

 ③ 殆どの御客様が当工房を信頼されて全面的にお任せさせていただけている事

 ④ 研ぎ上がり後、御返しまでが宅急便使用により短縮できる事

 

 以上の事から、インターネットからの御依頼は対面取引よりもスピーディにスムーズに行える為、料金的にも寸単価を5割~8割に設定させていただいております。

 ですのでHPを御覧になってから直接当工房にお持込を御希望、当工房の通常料金(寸単価10000円)を考えると割高になるのが実情ではございますが、その点を御理解いただいた上で、それでも当工房に直接御持参され御相談の上で御検討されたいお客様は予めメールにて御連絡いただいた上でお越しいただく日程を当方と確認した上でお願い致します。

(事前連絡なしに突然お越しになることは御遠慮いただきますようお願い致します)

 

 直接お持込の上御依頼をされる場合、料金、納期その他について御納得いただけるようでしたら、そのままお預かりし、”お預かり証”をお渡しいたします。

 登録証原証はお預かりしておりませんので予め登録証のコピーの御用意をお願い致します。

 

 その他、御依頼方法などにつきまして御不明な点などございましたらお気軽にメールいただけると幸いです。

 

格安研磨について

 

 Q  

 現在、貴工房で御取り扱いの格安研磨を依頼させていただこうか検討中です。

 私としては初心者ですので完全な研磨をお金をかけてまで必要ないような気もしますが、

 同時に刃紋も地金も見えないほどの荒い研磨ではちょっと躊躇してしまうと言うのが正直なところです。

 一般の美術研磨とどのような点で違うのか、どの程度まで仕上げていただけるのか、不躾な失礼な質問ですが御回答いただきたと思います。         (40代 男性他)

 

   

 まず、一般的な美術研磨との違いですが、錆身からの研磨を考えた場合、使用する砥石がまったく違います。

 ダイヤモンド砥石、セラミック砥石などの研磨力のある人造砥石を使用し、時間的な短縮を図っております。

 下地の最終工程である内曇砥相当のみ、内曇砥に代わる代用として巣板系の天然砥石を用いております。

 

 格安研磨の場合は原則として時代なりの姿、肉置きと言った姿の調整はせず、お預かりした状態を維持したまま砥工程を進めてまいります。

 しかし、鎬線を立てる、極端な刃ムラ、刃毀れは除去すると言った基本的な整形は必ず行っております。

 

 仕上げ工程ですが、原則として化粧仕上げと言われる仕上げは行いません。

 あくまでも下地工程の砥目を更に細かく均していくのみです。

 切先に関しましても横手筋切ととりあえずのナルメは致しますがあくまで切先の境界を明確にするのみとお考え頂きたく存じます。

 磨きに関しましてはとりあえずの金属光沢を付け、均すまでです。

 松葉先とハバキ元の流しは入れませんが目切りは行います。

 

 実際の作業としては以上の通りですが、もっと大略的に申し上げますと、格安研磨といえども御客様から見て最も避けたい仕上がり、つまり荒砥の砥目残り、深いヒケ、稜線の蛇行と不明確状態・・・、は当工房としましても注意深く点検しながら作業を進めておりますのでどうぞ御安心くださいませ。

 一般の美術研磨は御刀の流派や刀匠、時代などを充分考慮して、刃は白く、地は青黒く最も美しいと思われる仕上げを追求しながら研磨しております。

 

 文章で違いを申し上げるのは難しく、また御刀ごとに違ってきますが、大切な御刀の研磨には一般美術研磨を施したほうが確実です。

 地刃不明の錆びた御刀をとりあえず光らせてみたいという場合は格安研磨でという具合にお考えいただければ間違いないと思います。

 最後になりますが、今まで100振り以上の格安研磨御依頼をいただき全ての御客様に御満足いただき、喜びと感謝のメールをいただけたこと、当工房の誇りであることを申し添えます。

 

研磨種別の違いについて

 

 

  

 錆身や古研ぎの刀を数振り所有しており、研磨をして保管していきたいと考えていたところ、貴工房のサイトに辿り着きました。

 そこでちょっと質問ですが、”整形研磨”と”標準修整研磨”の違いや基準について教えてください。 (複数方)

 

 

 A

 整形研磨の場合、文字通り整形を伴う研磨でございまして、以下の項目に該当する御刀が対象です。

 

 ・ 刃毀れがある

 ・ 全身が深い錆に覆われ地刃が全く不明

 ・ 部分的に深い錆の朽ち込みがある

 ・ 錆はほとんどないものの鎬線などの稜線が不明瞭、または地ムラや刃ムラなど凹凸が著しい

 ・ 刀身(ナカゴも含む)に大きな曲がりや捻れがある

 ・ 時代や流派、刀匠の特定が困難なほど姿が著しく変形している

 

 標準修整研磨の場合、整形とまではいかないものの以下のような項目に該当する御刀が対象です。

 

 ・ 薄錆や部分錆が浮き出してきている(錆発生初期状態)

 ・ 錆や刃毀れはないものの、稜線がやや甘い

 ・ 切先周りの横手、三つ角、刃角のメリハリがない

 ・ 切先の肉置きや小鎬位置が表裏で不揃い

 ・ 部分的に平地の肉置きが良くない

 

 以上代表的なものを挙げてみましたが御刀は一刀毎に状態が異なりますので現物の御品を拝見させていただき、御客様の御希望も考慮し、最終的にどちらの研磨に該当するかを御提示申し上げます。

 また、限りなく整形研磨に近い標準修整研磨該当の御刀、またその逆の御刀と言うような中間的な状態のケースも非常に多いのも事実ですが、この場合は原則として標準修整研磨として承っております。

      

お送りいただいてから着手までのメール連絡について

 

   

 現在、貴工房に研磨を検討をしている最中です。

 貴工房に依頼した際のおおよその流れは理解しております。

 そこで一つお聞きしたいのですが、着手までに場合によっては数ヶ月かかる場合、刀を送ってから着手までの期間もメールで着手予定その他の御連絡をいただければと思うのですが・・・。        (複数方)

 

 

   

 着手してからの研磨報告は当工房の一つのセールスポイントとして自負しており、これにつきましては御客様には大変御好評をいただいている次第です。

 御質問の内容は、それ以前、つまり御刀をお送りいただいてから着手までの謂わば空白期間のメール連絡についての対応ですね。

 

 当工房では通常、月に1~2回は御報告事項の有無に関わらず、メールを差し上げております。

 特に遠方にお住まいの御客様にとりましては大切な愛刀が一時的とは言え手元から離れる事に

 御不安をお感じになられる場合もあるかと思いますが、インターネット、メールなどの機能をフルに活用し、当工房でお預かりしている全期間にわたって御安心いただきながら研ぎ上がりをお待ちいただける体勢を整えておりますので何卒御安心下さいませ。

 

 なお、お預かりしている期間中は、御客様からの御質問なども随時受け付けておりますのでお気軽にメールいただけると幸いです。 

 

小柄小刀の金属ハバキ製作の可否について

 

   

 いつも楽しくHPを拝見しています。

 私は以前から日本刀に興味があり、貴工房のHPがきっかけで最近一本の小柄小刀を買い求めました。

 ただ、薄錆で裸身ですので出来れば研磨と白鞘をと考えております。

 

 そしてせっかくですから銅か銀のハバキもお願いし、完全な形で保存したいとも思っております。

 しかし、数打ちだと思いますが重ねが薄く、棟区下の重ねを計りましたら2.2mmです。

 この場合、やはり共柄木ハバキでしかお引き受けしていただけないのでしょうか?

 

 私としては共柄木ハバキではなく、銅か銀の一重ハバキが希望なのですが・・・。  (40代男性 他)

 

 

   

 当方のHPを御覧頂き、また、きっかけとなって小柄小刀をお求めになられたとのこと、大変光栄で、嬉しく思います。

 さて、”ハバキ料金表”に追加項目として、小刀ハバキを製作できる重ねの目安を載せてから、同様の御問い合わせを数件いただきましたので御回答させていただきます。

 

 まず、原則としてあまりにも重ねの薄い小刀の場合、共柄木ハバキをお勧めしております。

 金属のハバキを付けますと一見頑丈になったように感じますが、実はハバキの台尻、つまり柄口が、

 抜き差しの際に力が集中する支点となります。

 この部分はナカゴでも焼きの入っていない部分ですから薄い小刀のナカゴでは曲がりやすい箇所でもあります。

 一度曲がってしまうと金属疲労から、より曲がりやすくなってしまいます。

 

 逆にに共柄木ハバキの場合は薄く弱いナカゴを木製の柄でスッポリ囲ってしまうこと、支点が焼きのある区部(木ハバキ貝先)であることからナカゴには優しい構造とも言えます。

 

 ですので今まで、御客様の強い御希望で、薄い小刀に金属ハバキ製作、それの白鞘製作経験を通して、ある程度の線引きをさせていただくに至りました。

 

 以上の点(強度面)を御理解いただいた上で、御検討いただければ幸いです。

 

 

ネットオークション入札への助言等のお断りについて

 

  

 現在、下記のネットオークションのアンティークのカテゴリに出品されている脇差に入札しようか迷っています。

 しかし、私はまだ初心者ですので刀の価値や相場、良し悪しが全くわかりません。

 

 もし宜しかったら画像などを見ていただきこの出品刀についてアドバイスをいただいた上で入札したいと考えています。

 よろしくお願い致します。

 

 ネットオークションURLは http://www.○○○○○.co.jp/△△△/○○○ です。

(アドバイスを頂き、無事に落札できましたら貴工房に研磨、ハバキ、白鞘一式をお願いしたいと考えております) (20代男性 他)

 

   

 インターネットが普及し、自宅に居ながらパソコンで日本刀を買える時代になりました。

 私も時々入札しては楽しんでおりますし、パソコンの画面で見る以上に良い御品だったことも少なくありません。

 ですからネットオークションは愛刀と巡り会うための一手段として活用しない手はないと私は考えています。

 

 しかし、それはあくまでも自己責任で行う事が大前提だと思います。

 たしかに日本刀は気軽に買えるという金額のものではありませんし、現物未見での取引ですから

 不安を感じるのは当然だと思いますが第三者からの意見を参考にしなければならないという性質のものではないと考えます。

 御不明な点などありましたら納得いくまで出品者に質問なされることをお勧めいたします。。

 

 同様のお問い合わせを時々いただきますが、当方とは無関係のネットオークション出品刀に関しましては当然ながら当方では一切責任を負いませんし、万一事後のトラブルがありましても関与いたしませんので入札の是非を意見する等は出来ません事、当該出品刀オークションページの閲覧は致しません事、御理解、御了承いただきますようお願い致します。

 

 ”一生涯を共にする愛刀との出会い”、それは他人任せではなく、あくまでも御自身の確かな眼、信念、自己責任によってこそ初めて実現出来るはずです。

 以上ご参考の上、素晴らしい愛刀と出会われる事をお祈りいたします。

 

(ネットオークション取引完了後に研磨等の御問い合わせ、御相談、御依頼は喜んで承ります)

 

旧白鞘、旧ハバキの返却について

 

  

 研ぎに出したい刀があり、是非貴工房に研磨、白鞘、ハバキをお願いしたいと考えております。

 そこでちょっと質問ですが、外した旧白鞘、旧ハバキは納品時に返していただけるでしょうか?

 個人的に白鞘の飴色になった色合いが気に入っており、ツナギも製作して保存したいと考えています。

 また、ハバキについても、素銅の芸の無いハバキですがこの刀に最初からついていたので愛着があります。

 可能なようでしたらツナギに旧ハバキを付けて御返しいただけるとありがたいのですが・・・。(40代男性 他)

 

 

   

 当工房に研磨御依頼で同時に白鞘とハバキも新調される場合、外した旧白鞘、旧銅ハバキは特に御申し出のない場合は原則、当方で廃棄処分にしております。

 しかし、ハバキの場合は金着せや銀ハバキのように素材自体が高価な材料である場合も少なくありませんので、金着せハバキや銀ハバキは無条件で御返ししております。

 

 その他としては痛んだ塗り鞘に入れて送ってこられる御客様も多いのですが、この場合は返品御希望か否かの確認メールを差し上げておりますので御希望をお知らせくださいませ。

 

 なお、今回のように研磨御依頼の御客様で旧白鞘用に旧ハバキを付けたツナギを御希望でしたらもちろん承ります。

 この場合はツナギに木ハバキが付かないですから料金は若干安く出来ます。

 

 以上ですが、結論としまして、旧白鞘、旧ハバキは原則当方で廃棄処分しておりますが、返却御希望の御申し出がありましたら、御刀と同梱いたしますのでお知らせいただければ幸いです。

 

第三者仲介による研磨依頼について

 

   

 友人から「研ぎに出したい刀があるので研師を探して欲しい」と頼まれネットで検索しておりましたら貴工房を見つけました。

 友人である彼は高齢であるためインターネットやメールはできないので私が代理している次第です。

 また,中部地方にに在住している為、直接お伺いして御相談することも難しいと思われます。

 

 ホームページには”第三者仲介”の御依頼は御断りします”とありますが、やはり御願い出来ませんでしょうか?    (60代 男性)

 

 

   

 事情はよく理解できましたが当工房では以下のような理由から第三者仲介による御依頼はお断りさせていただいておりますので御確認くださいませ。

 

 また、ネットを通した非対面取引において、所有者御本人との綿密な打ち合わせ、連絡が取れないというのは所有者(御依頼者)にとっても、当方にとっても不便であるばかりではなくリスクを伴うものである事、仲介者と所有者の間で金銭的な契約(仲介料の授受)が発生する可能性もあり、万一トラブルが生じても当工房では関知いたしませんし、一切の責任は負いかねます事。

 

 当工房ではあらゆる事例を検証し、リスクや問題が生じやすいケースは排除、研磨御契約から納品までを簡潔化したいと考えております。

 

 今回の御相談者はあくまで善意による御友人への協力であると私個人的には思うところではございますが、当工房の方針、考え方をお汲み取りいただき何卒御理解、御了承のほど宜しくお願い致します。

 

研磨予約について

 

 Q  

 今回、所有する刀剣を初めて研ぎに出そうと考えています。

 ネットで受け付けている研師さんを探していたところ貴工房に辿り着きました。

 着手まで時間がかかるということも理解していますが、できれば着手の順番が来るまで手元に留め置き、着手時期が来たら送るという、予約制みたいなことは可能でしょうか?

 私はこの一振りしか所有していないので預けている間は寂しい気もします。

 何卒宜しくお願いします。             (30代 男性 他)

 

 A  

 ”予約制”につきましては度々御質問や御希望をいただきますし、御客様の御気持ちは非常に良くわかります。

 しかし、現在のところ予約制の導入は予定しておりません

 理由としましては、御客様の御考え、御予定が変わりキャンセルとなった場合に、他の御客様の御刀研磨スケジュールにも影響が出る可能性があること、予約が多すぎると納期的にも御迷惑をおかけしてしまう可能性があることなどです。

(納期の遅れは倍々計算で増えてしまうと、当工房では考えております)

 以上のようなことから御理解御了承のほどよろしくお願い致します。

 

御刀の価値について

 

 Q  

 刀剣入門間もない者です。

 つい最近ネットオークションで錆身を購入しましたがやはり現状の錆身では楽しめないので貴工房にお願いしようか検討中です。

 ただ、初心者ゆえ価値もわからぬまま購入したものですから貴工房で見て頂き、価値が有るようならそのまま研磨をお願いしたいと考えていますがいかがでしょうか?

 私にとっては最初の刀なので大切な宝物でもあります。      (20代 男性 他)

 

 

 A  

 ”刀剣趣味の世界へようこそ!” まずは当工房としまして、日本刀趣味を始められた貴方を歓迎したいと思います。

 御回答に入らせていただきます。

 研磨しようとする御刀の価値についてのお問い合わせは非常に多いのですが、価値観と言うものは人によってそれぞれだと思います。

 金銭的な価値だったり、美術的な価値だったり、思い出の品だったり、御祖父様の形見だったり・・・。

 御質問の最後に ”私にとっては最初の刀なので大切な宝物でもあります。”とあることからそれですでにこの方にとっては価値のある御品と言えるのではないでしょうか。

 

 当工房の立場としましては研ぎ上がりを想定しておよそ良くなるか否かまでは御答えできますが、たとえばその御刀の価値については申し上げかねますし、僭越だと思います。

 また、無責任に”価値がある”などと言って研磨を勧めることは一切行っておりません。

 

 研磨には決して安くない料金が掛かります事、そして大切な御刀だと思いますので、研磨をするか否かの最終決断は他人任せでは無く、所持者御自身で責任持ってなされることをお勧めいたします。

 

 

(同様の御質問が非常に多いです。研磨を御検討の際の御参考になされてくださいませ)

 

 

処分刀買い取りによる研磨料金充当について

 

  

 現在、研ぎをお願いしたい刀があります。

 同時に処分したい刀もあるのですが、貴工房で査定していただき研磨料金に当てることは可能でしょうか?

 数ばかり集めても持て余すばかりですのでもし可能なら是非お願いしたいのですが・・・。

 

 

  

 時々同様の御質問をいただきますので御回答申し上げます。

 まず、結論から申し上げまして御刀の買取、下取りをして研磨料金に充当ということは一切行っておりません。

 理由としまして,

 第一に、当方は刀剣の売買に関しては全くの専門外で御品の正確な査定が出来ない事、

 第二に、仮に下取りしましてもそれを現金化するルートや手段を用意していない事、

 第三に、インターネットという非対面方式による取引において複雑で問題が生じやすい要素は避けるべきである事。

      

 以上のような事を御理解いただければ幸いです。

 

研磨料金の分割払いについて

 

   

 現在、研磨に出したいと思っている刀があります。

 しかし予算の都合から、出来ましたら分割払いでお願いしたいのですが、可能でしょうか?

 

 

   

 研磨料金の分割でのお支払いについてですが、当工房での研磨料金のお支払いは全て研磨完了後の一括払いでお願いしております。

 お預かりしている期間中、研磨完了後を問わず分割でのお支払いはお取り扱いしておりません。

 また将来的にも分割でのお支払いを導入する予定はございません。

 

 何卒御理解、御了承のほどよろしくお願い致します。

 

研磨勉強会参加について

 

  

 以前から日本刀が好きで数振り所持してます。

 最近、日本刀の研ぎにも興味が出てきたところ、貴工房の研磨勉強会を見つけました。

 しかし、興味はあるものの、実際に研いだことはありません。

 参加できますでしょうか?

 

 

   

 研磨勉強会は日本刀を研磨という側からより立体的に体感的に理解し、楽しむことを目的に毎月一回、少人数ですが集ってやっております。

 ですので基本的に日本刀が好き、熱心で真面目な方でしたらどなたでも歓迎いたします

 

 しかしあくまでも日本刀を理解する為の研磨勉強会であり、研磨技術を指導するという内容ではありませんので、研磨技術そのものを基礎から学んで研げるようになりたいというご希望にはお応えできませんので御理解いただきたく存じます。

 

 例としまして、下地がテーマの場合、各時代の刀姿(反り具合、肉置き、切先形状、鎬地幅、重ね等々)を参加者で議論し、理解しながら、そのためにはどういう砥石でどう研いだら良いか、または切先の細部(三つ角や小鎬)を時代なりの形状に修正するにはどうしたらよいか・・・等々。

 

 仕上げがテーマの場合、国や流派によって地刃の硬度やそれに合わせた艶の選び方や働きをいかにしたら引き出せるか・・・。

 

 このように情報交換と実際の研磨をしながら参加者で勉強する会です。

 

 今まで約50人ほど初参加の方を迎えましたが、御自宅での研磨場所の問題、

 砥石などを買い揃える経済的な問題、そして思うように上手く出来ないなどの理由からなかなか長期間御参加し続ける方が少ないというのも現状です。

 

 折角、ご縁があって参加していただく以上、仲間として末永くお付き合いしていきたいと考えておりますのでよろしくお願い致します。

 

注文新作刀の諸工作御依頼の可否について

 

   

 知り合いの刀匠に新作刀を製作してもらい、私のお守り刀にしたいと考えております。

 しかし、料金的な面、研磨、白鞘、ハバキなども含めた仕上がりまでの期間の面を考えると、打ち下ろし状態まで製作してもらって、研磨、白鞘、ハバキは貴工房にお願いしたいと考えております。

 私にとっては文字通りお守りになる刀ですのでよろしくお願い致します。

 

 

   

 同様のご質問が多数寄せられるのでお答えいたします。

 新作刀をお守り刀として、また居合をなさっている方の場合、居合用として御自身の応需銘も入れた

 大事な一刀として刀匠に注文されることが多いとも聞きます。

 通常、新作刀の製作依頼をした場合、研ぎ上がりの状態で引き渡されるのが一般的ですが、今回のご質問のようなお考えも確かにあると思います。

 

 刀匠は一振り鍛える為にそれこそかなりの神経を注ぎ作刀しています。

 鍛冶押しと言って、焼き入れ後に自身が荒砥で刃の確認、疵の有無の確認はしますが、最終的に研ぎ上がりを確認の上で、注文者には納めたいと思うはずです。

 また、どの刀匠にも自身の作品を安心して任せることが出来る職方がいて付き合いがあるはずです。

 自身の精魂込めた作品は自分の作風などを充分理解している付き合いのある

 研師や職方に委ねたいと思うのが人情ですし自然だと思います(私が刀匠ならそう思います)。

 

 以上のようなことから新作刀の注文は打ち下ろしだけでなく、研磨や工作も含めて刀匠に依頼したほうがスムーズに運ぶと思いますし、刀匠とも気持ちの良い関係が続けられると思います。

 ですので当工房としましては新作刀打ち下ろしの研磨はお断りしております。

 

 例外としまして、以下の条件の場合はお引き受けできる場合もあります。

 

 ① 既に刀匠の元を離れていて打ち下ろし状態で流通している御刀

                (厳密には新作刀ではなく現代刀となります)

 ② 御依頼主の御希望を刀匠が納得の上、刀匠御自身から当工房に依頼があった場合

 

 最後に、大事なお守り刀ですから刀匠様と充分お話し合いの上、素晴らしい作品が出来ますこと、当工房としましてもお祈りしております。

 

部分研磨等の可否について

 

   

 私の所持する刀の研磨を考えているのですが、その刀は一部分だけ錆びてしまっております。(5cm位です) 

 他の部分は古研ぎながら鑑賞には堪えられる状態なので可能でしたら錆びている箇所だけ研ぎなおしていただければと思います。

 研磨にかけられる予算もあまり余裕がないため、御願いできますか?

 

 

   

 御予算の都合で部分研磨をご希望のメールはたくさんいただきますのでお答えいたします。

 現在のところ当工房では”錆びた箇所のみ””刃毀れのみ”等の一部分のみの研磨は行っておりません。

 また、”刃取りのみ””ナルメのみ”などの仕上げに関する部分研磨のご希望も時々いただきますが、こちらも行っておりません。

 

 御刀は元から先までの全体のバランスや仕上がりの調和が美術品としての価値を最大限に引き出すものだと思います。

 当工房ではバランスや調和も充分考慮した上での美術研磨をお客様にご提供したいと思っておりますので部分研磨はお断りさせていただいている次第です。

 何卒ご理解いただきますよう御願いいたします。

 

研磨料金の明朗化について

 

   

 私は刀剣初心者で最近初めて自分の刀を入手しました。

 私にとっては初めての刀ですから研ぎ上げてピカピカにし、ハバキと白鞘も御願いしたいと考えております。

 しかし、後から刀に難癖をつけては研磨料金を吊り上げられたりするのではないか、預けたまま何の連絡もいただけず数ヶ月も無しのつぶてになるのではないかという不安があります。

 初心者ゆえの不躾な質問で大変失礼とは思いますがご回答ください。

 

 

   

 インターネットが普及し、ネットでの購入やネットオークションでの取引などが盛んになっており、今では大変便利な時代になりました。同時に、ネット取引と言う非対面方式での金銭取引ですから、心無い人間が悪用した事件も時折新聞やニュースで見られますね。

 そのようなことから大事な御刀を非対面の一研師に研磨させるということに不安をお感じになられるのも当然のことと存じます。

 当工房では非対面での取引ということを充分に理解しできるだけお客様に安心して御依頼いただきますように、また御依頼いただいた御刀をお手元にお返しできるその日まで不安感をお持ちになることのないよう努力しております。(お預かりしている間は研磨経過報告などを通して逐一御連絡申し上げます。)

 

 当工房では初めてメールいただいてから料金見積もり、納期など充分ご納得いただいてから御刀をお送りいただいております。

 また、研磨着手してから、当初のお見積もり金額以上にご請求させていただくことは100%ございません。

 そして、当工房以外でそのように値段を吊り上げるという行為も実際聞いたことがありません。

 

 当工房ではお客様との信頼関係をお一人お一人と築きつつ、今後も信用第一で誠意を持って研磨させて頂く所存でございますのでよろしく御願い致します。

(今回のようなストレートなご質問はあまりいただきませんが、研磨御依頼のお客様にとっても重要な内容だと思いましたのでページ上に載せました)

 

差込研磨御依頼について

 

   

 私は数年前から刀剣蒐集しており、コレクションも増えてきました。

 ただほとんどが古研ぎ状態といいますか、手入れヒケなどもあり、気になっております。

 気に入っている刀から研ぎ直しを考えてますが,貴工房の差込研磨で御願いしたいのですがアドバイス御願いいただけますか?

 

 

   

 御所有の御刀をさらに価値有る状態へと研ぎ直しをお考えとのことで、大変結構なことだと思います。そのような御気持ちの御客様がいらっしゃることによって刀剣界も隆盛するものと考えておりますし、ありがたいことです。

 さて、差込研磨ですが、当工房でも度々ご用命いただくのですが、これは当工房での最上位の研磨という意味合いは全くございません。あくまで研磨、特に仕上げ研磨の一方法でございます。そして、この差込研磨は向く御刀と不向きな御刀がございます。

 御参考までに申し上げれば、匂出来乱刃、疵欠点の無い上位の御刀に限られます。

 なお、差込研磨ご希望の場合でも現物拝見の上不向きと判断した場合、通常の仕上げとなりますことご了承ください。

 (全くの錆身である御刀を差込研磨で御希望の場合はある程度砥工程が進んでからでないと向き不向きは判断できません。仕上がってから後悔しないためにも御熟慮下さいますよう御願いします)

 

御刀の相場価値と研磨料金の比率について

 

   

 我が家に昔からある錆刀がありますが、この度せっかくだから研いで綺麗にしようと家族で話し合いました。

 価値があるならば是非、貴工房に御願いしたいのですが、正式な研磨の前に現物を見てアドバイスいただくことは可能でしょうか?

 また当方サラリーマンでもありなかなか貴工房まで直接行くことも出来ません。

 宅急便などで送って見てもらうことも可能でしょうか?

 宜しくアドバイスください。

 

 

   

 先祖代々伝わる大切な御刀を研ぎ上げてより一層愛着を持って保管なされることは非常に大切だと思いますし、そのためのご用命をいただけるのは当方としても非常に嬉しく思います。

 ただ、研ぐまでの価値が有るか否かはその御刀の経済的、美術的価値と研磨料金の比率も当然ありますね。

 例えば100万円の価値の御刀に15万円の研磨料金という場合と10万円の御刀に15万円の研磨料金という場合は同じ研磨料金でもお客様のご負担は違ってくると思います。

 ですから、もしご不明な場合は当工房に送っていただければ現物を拝見した上で誠意をもってご回答させていただくつもりでおります。

 どうぞお気軽にご相談くださいませ。

 なお、申し訳ありませんがお見積もりの場合の往復送料はお客様ご負担で御願いいたします。

(そのままお預かりして正式に研磨の御依頼をいただく場合を除く)

 

研磨御依頼について

 

 Q  

 祖父が遺した刀が出てきました。

 登録証は付いてますが錆が出てしまって研ぎなおしを考えております。

 私自身も祖父の影響から日本刀に興味を持ち、ネットオークションなどで落札しては楽しんでいるのですが、ネットの研師さんにご相談したこともなく分からないことばかりですのでいろいろご指導ください。

 

 

 A  

 お祖父様の遺された愛刀、大事な御刀ですよね。

 またご自身も日本刀のご趣味をお持ちのようで大変素晴らしいことと思います。

 当方へのご依頼については御刀の寸法、形状、錆の有無などの現状をお知らせいただき、納期と料金などをメールでご確認いただいた上で当工房へお送りください。

 当工房到着次第に御連絡メールを差し上げると共に、お預かり証を郵送いたします。

 研磨中は研磨報告を逐一差し上げますのでお客様もご安心してお待ちいただけると思います。

 

 当工房では今回のケースのようにお客様のお気持ちを大切にして、思い入れのある御刀の研磨には出来る限りお応えしていきたいと考えております。

 その他ご不明な点はメールにてご相談ください。

 

当工房蔵書の販売について

 

   

 実は、”推薦図書”のページに欲しい本があるのですが、どこの古書店で探しても見つからないものがあります。

 どうしても欲しい本(読みたい本)なのですが、お譲りいただけないでしょうか?

 

 

   

 同様のご質問メールは多数頂きますので御回答させていただきます。

 ”推薦図書”は私が所持している刀剣書で参考になった本、是非、機会あったら皆様にも読んでいただきたいと思った文字通りの推薦図書です。

 しかし、お問い合わせのようにご紹介している本の中には絶版になっていて入手困難なものもあると思いますが当工房では販売はしておりません。

 申し訳ありませんが古書店などでお探しいただくのが最適だと思います。

 何卒御了承くださいませ。

 

白鞘、ハバキの単品製作について

 

   

 HPを拝見して白鞘料金が非常に安価なので白鞘のみ製作を御願いしたいのですが可能でしょうか? また、ハバキについてもできれば研磨なしで御願いしたいのですが・・・。

 

 

   

 申し訳ありませんが当工房は現在のところ白鞘、ハバキの単品製作は行ってません。

 料金表にあります価格はあくまで研磨をご依頼のお客様のために納期、金額的な便宜を図ってご用意させていただいたもので当工房で一貫して製作いたします。

 

 古研ぎも含め研ぎ身の刀身に白鞘、ハバキを作る際には細心の注意を払いながらも数度の鞘合わせ、ハバキ着め込み時にスレ疵を生じる可能性があり。これも御引受けしていない理由です。

 また当工房は研磨を主業務としておりますので御理解、御了承のほど宜しく御願い致します。

 

簡易白鞘について

 

 Q  

 所持する刀の価値、錆身である現状からみて、簡易白鞘を考えております。

 貴工房の簡易白鞘について詳しく教えてください。

 

 

   

 当工房ではお客様に御提供させていただく白鞘材料である朴木を丸太で材木商より購入しております。

 できるだけ白鞘に適するよう柾目木取りしてますが、それでも板目材が出ます。

 そんな板目材を有効活用できないかと当工房で開発発売したのが錆身保護用の”簡易白鞘です。通常の白鞘と異なる点は柾目材でなく板目材であること、節や木目の歪みは許容範囲として使用すること、接着にはソクイでなく、市販の合成糊を使用すること、外面の仕上げには研磨紙を使用すること等です。

 発売以来、当方が予想した以上の御注文と御好評をいただき、現在も嬉しい悲鳴を上げている次第です。

 中には、簡易白鞘といいながらもこれなら一般白鞘でも通用するから、研身でも作って欲しいというご要望までいただいております。(申し訳ありませんがお断りしております)

 評価はお客様御一人御一人の価値基準でしょうが、過去に研磨を御依頼いただいたお客様でしたら単品製作も御引受けしておりますので是非お試しいただきたく存じます。

 

 

審査代行について

 

 Q 

 保存刀剣の審査に出したい刀があるのですが、仕事の都合でなかなか審査に出せません。

 保存審査の代行を御願いできるでしょうか?

 

 

 A  

 当工房では審査出品の代行業務は行っておりません。

 代行業務を行っている刀屋さんも多いようですので、詳しくは刀屋さんに御相談なされるのが宜しいと思います。

 

 また審査以外にも、発見届や登録審査の代行をご質問されることも非常に多いのですが、これらは発見したご本人が所轄の警察署に申請しなければなりません。

 

 当工房で分かること、調べられることはできるだけ御協力していきたいと考えておりますので御理解のほど御願いいたします。

 

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